2017年 03月 28日 ( 1 )

本『ゆずりは』



今日はとってもいいお天気。

久しぶりの晴れに、鳥のさえずりもよく聞こえてくる。
今日は友人とランチ。


仕事が一息ついたタイミングで、木曜日までうれしい連休。

一つずつやりたいことをやってます。



昨日はこの本を読み終えた。


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職場の人から借りた本。


葬儀社の話し。
ベテラン水島、入社面接にあらわれた高梨歩。
茶髪頭にピアスのイマドキ男。

志願の理由を聞かれた高梨は
子どものころに飼っていたオカメインコの話をはじめた。

本文より引用

「そいつの名前、『ひょっとこ』っていったんすけど、ある日突然、動かなくなっちまったんです。
これが『死』なんだって、初めて知ったんっすよね」
(中略)
「俺はその時、初めて『ひょっとこ』がいてくれる幸せを感じたんす。
生きているときは当たり前すぎて気づいてなかった幸せを、やっと感じたんっすよ。
動かないひょっとこに向かって、『ありがとう』って、初めて言ったんすよね。
生きてるうちにもっと言えばよかったって、後悔なんかしたりして」
(中略)
「その時、思ったんすよ。『死』はある意味、『生』に一番近いもんなんだなぁって。
『死』を目の前にしたときほど、その『命』を、『生』を
感じたり、考えたり、思い出したりすることはないんじゃないかなぁって。それと・・・」
(中略)
「もうちょっと、マシな名前を付けてやればよかったなぁって」

水島は、採用に猛反対した他の面接官に食い下がり、
入社した高梨とコンビを組むことになる。

職業病なのか、心が死んで涙が出なくなった水島。
高梨との時間の中で、少しずつ変化していく。


故人の生きた時間、残された遺族の思い。

読みながら涙がぽろぽろ流れてくる。
悲しいけれど、心温まる一冊。


読み終えて、生きるとは、死とは、命とは・・・。
あらためて考えさせられました。








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by treebookcoffee | 2017-03-28 08:26 | | Comments(6)

緑にかこまれたログで、のんびり本と珈琲が夢


by ari
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